Nepenthes veitchii Bario x peltata 'konan' 2023年が明けた
2023年が明けて10日が経ちました。今年も皆様にとって良い一年になりますよう。
相変わらず植物の写真を撮るどころか、必要最低限のケアさえ出来ているのかさえ
Nepenthes veitchii Bario x peltata 'konan' 栽り直し
Nepenthes veitchii 'Murud' x x alisaputrana Y's

ボルネオ島キナバル山の誉れ高い自然交雑種、N. x alisaputranaを片親に使用した交配種です。山田食虫植物農園(Y's Exotics)にて購入しました。
N. x alisaputranaはキナバル山の標高2,000 m付近のPig Hillというエリアで確認されるN. rajahとN. burbidgeaeの自然交雑種です。古い文献によると、Pig HillではN. burbidgeae(1,900~1,950 m)とN. rajah(1,950~2,320 m)の自生高度の境界にあたる1,930~1,950 mほどにおいて、アリサプトラナが自生するとされています(J.H.Adam, C.C.Wilcock & M.D. Swaine, 1991)。
すなわちこの交配種は、形式的にはN. veitchii 'Murud' x (rajah x burbidgeae)あるいはN. veitchii 'Murud' x (burbidgeae x rajah)のように捉えることもできます。実際にはもっと何度も複雑に自然交雑しているんでしょうけど。
ちなみにどうでもいいですが、記載論文など初期の記事においてはN. x alisaputraiana(アリサプトライアナ?)と表記されています。いつの間に現在の名前になったのでしょう?種小名は国立公園(Sabah National Parks)のディレクターだったLamri Alisaputra氏への献名です。
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| two subsequent pitchers previous (left) and newer one (right) |
母株はExotica Plantsに由来するムルド山のN. veitchiiです。この高地性N. veitchiiもフレアな襟が特徴的な個体群ですが、父株にも襟が幅を持って広がるN. rajahの血が入っていますので、主張の強い襟になりそうな予感がします。
現に、ひとつ前のピッチャーに比べて最新のピッチャー(右)はいくぶんインパクトのある襟となりました。円周方向すべてで幅広なところがなんとなくN. rajahの影響を感じます。
蓋の形状やフタ裏の蜜腺が作る模様はN. burbidgeaeっぽさがありますが、N. veitchiiの模様も混入しているような気がします。
父系の血によって蓋が大きくなるとカッコよくなりそうですよね。
時間が経つにつれて、襟の色合いは濃く落ち着いたものに変化していきました。ざっと見た感じだと黄色/赤/紫色の3色でストライプが構成されているように見えます。ところどころに差す紫色がN. burbidgeaeの血を感じる色合いで個人的には好きです。
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| N. veitchii H/L Murud x x alisaputrana (Y's Exotics) |
ピッチャーは薄いピンク色というか肌色というか、なんとも言えない色をしています。株が大きく成熟するにつれて、N. veitchii H/L Murudの発色が次第に現れてくるのではないかと思っています。
x alisaputrana自体がもともと生育旺盛な自然交雑種と言われていて、それをさらにN. veitchiiに掛けた本個体の生育は順調そのものという感じです。輸送のストレスを受けても止まることなく、葉を展開するごとにサイズアップしてきました。
葉の雰囲気や新芽の展開の仕方などはN. burbidgeaeっぽいかもしれません。株の部位によって、3種類の親からの特徴の現れ方がそれぞれ違っているあたり、まだ株として幼い為に形質が不安定なところがあるのかもしれませんが、全体的にN. burbidgeaeの血をやや強く感じる個体ではあります。果たして将来どうなっていくのでしょうか。
あまり栽培例が多くない交配種のようで、調べても成熟した株の姿が出てきませんが、個人的にはとても楽しみだと思っている株の一つです。無論、親の性質的にフルポテンシャルを発揮する頃には間違いなく巨大になっている筈の株なので、それまでに栽培場所の拡張を計画的に行っていかなければなりません。大きな温室がほすぃ…
Nepenthes [(lowii x veitchii) - yellow x boschiana] - purple x [(veitchii x maxi(文字数
文字数制限のあるツイッターなどで、しばしば文末に (文字数 などと書きおちゃらけた雰囲気を出す使い古された表現がありますが、今日はボケでなくともそれを使いたくなりそうな名前の株です。
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| N. [(lowii x veitchii) - yellow x boschiana] - purple x [(veitchii x maxima) x veitchii - H/L] (Exotica Plants) aka N. LVBxVMV or N. LVBVMV, from 1st grex |
三元交配同士を掛け合わせた複雑な交配種になるわけですが、こういうのは六元交配などと言うのでしょうか?ともかく、
私はどちらかと言えばネペンテスを幼苗から育てるのが好きで、それにはいくつか理由があるのですが、まぁそんなわけでわが家にはブログ映えしない小さな株がたくさんあります。今日はそのうちの一つ。
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| N. peltata 'Yellow Phantom' x tenuis (Y's Exotics) |
この冬に山田食虫植物農園(Y's Exotics)から導入しました。母株は山田農園が誇る超優良個体のN. peltata 'Yellow Phantom'、父株は個体情報は不明のN. tenuisです。よく思いますけど、
わが家の多くのインターミディエイトたちにとって程よい温度と湿度の季節になってきてから暫くが経過し、ここ数日は冴えない天気が続いているとはいえ、本格的にシーズン到来といった様子です。これまで植え替えなどのショックを引きずって低調だった株達も徐々に調子を上げてきましたので、
Nepenthes St. Pacificus 植え替えてみた
カクタス長田さんの食虫植物アソートで2年前に入手した本種は、N. ventricosa x biakという両親を持つ交配種です。いまやホムセンネペンとして不動の人気を得つつあるNepenthes Gaya(ネペンテス・ガヤ)と同じく、ハワイにあった名門ネペンテス・ナーセリーのLeilani Nepenthesがこの世に残した品種です。Leilaniはもうこの世にはありませんが、
Nepenthes maximaとveitchiiは長い間広く楽しまれてきた種で、したがってそれら同士の交配種は必然的に多くの栽培家により作出されてきたものと思われます。わが家にあるのは、豪クイーンズランドにあるネペンテス交配のトップランナー、Exotica Plants (EP)が少なくとも20年以上前に作出したと思われる個体です。
↓過去記事
bijou nepenthes: N. maxima x veitchii (Australia) 良い個体を入手した
最近、わが家のN. maxima x veitchiiが新しいピッチャーを付けました。
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| N. maxima x veitchii (aka x Tiveyi) 'Australia' I presume this plant to be EP's clone. |
N. maxima x veitchiiという交配は(正式ではないものの)便宜的にN. x Tiveyiと呼ばれることが多いのですが、オリジナルの
今日はこの株です。
N. (truncata x peltata) x veitchii Bario。山田食虫植物農園(Y's Exotics)が作出した交配種。
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| N. (truncata x peltata) x veitchii Bario (Y's Exotics) |
前回記事にしたのは1月で、その頃はなんだか緑色をしたひらひらと薄い葉が付いていて頼りなさそうな印象を受けたものでした。
↓前回の記事
bijou nepenthes: Nepenthes (truncata x peltata) x veitchii Bario Y's 冬場の日照時間それから4か月ほど経過し、

わが家のような屋外の露天管理(冬季は屋外温室)の場合、ミスト装置などの補助がなければ、基本的には乾燥空気の風に晒されている時間が長いわけです。晴天が続く場合は特に。
高地性にしろ低地性にしろ、ネペンテスがある程度の湿度がある環境に自生する植物である以上、乾いた風に
Nepenthes Gaya (ネペンテス・ガヤ) 完成度の高いスターターズ・ネペンテス
みんな大好き†ネペンテス・ガヤです。N. khasiana x (ventricosa x maxima)という交配種。
過去の記事↓
bijou nepenthes: Nepenthes Gaya
bijou nepenthes: Nepenthes Gaya (ネペンテス・ガヤ) 徒長の予兆と上位袋への情意
ホムセンネペンでも侮れない
非常に育てやすく、草体がコンパクトに収まってなかなか徒長せず、寒すぎなければかなりのスピードで葉を展開してくれて、N. ventricosaの血のためかピッチャーの持ちも良い。
真っ赤な斑点模様でコロコロしたピッチャーも、それほど多くは見かけないものです。
ホムセンネペンということで、上級者の人にはややもすれば軽んじられがちな品種かもしれませんが、
前回のエントリで、一正園由来のN. maxima x veitchii(Exotica PlantsのN. x Tiveyi 'Australia'と思われる)を紹介しました。
bijou nepenthes: N. maxima x veitchii (Australia) 良い個体を入手したそれに先立って、このネーミングの本家である1800年代の交配種が生まれた背景について調べたのですが、記事が長くなりすぎるので分割することにしました。
本記事では、19世紀のヴィクトリア朝時代に英国で作出されたN. x Tiveyiと、20世紀に入りオーストラリアで新たに
先日ヒーローズ(Hiro's Pitcher Plants)さんのところから入手した株が届きました。N. maxima x veitchiiです。
| N. maxima x veitchii 'Australia' Issei-en |
老舗「一正園」から来た個体
発色と襟のストライプを見てビビッときました。この交配(maxima x veitchii)の中では華やかさが際立っており、見栄えのする個体であることは明らかでした。
この株は八丈島にあるわが国の老舗業者の一正園から
先日には温暖で知られる遠州地方にもちらちらと雪が降りました。何やら今年の冬は例年より寒い傾向らしく。早く春になってほしいものです。
しかし既に冬至は過ぎており、日は徐々に長くなり始めているのです。
冬至は太陽の南中高度が低く、一年で最も昼が短く夜が長い日なのは多くの人が知るところだと思いますが、最も早い日の入りと最も遅い日の出は冬至からずれているということを私は初めて知りました。日の入りが最も早いのは冬至よりも前(12月上旬)で、日の出が最も遅いのは冬至よりも後(1月上旬)らしく、この両方の兼ね合いで
Nepenthes veitchii Bario x peltata 'konan' いい色
新しい年が明けました。今年も時間のあるときに、マイペースに更新していければと思います。
さて、この前記事にしたばかりのようにも思いますが、この植物にピッチャーが完成しました。
| N. veitchii Bario x peltata 'konan' establishing new pitcher |
今回の袋は導入した際についていた蕾が完成したものです。導入に伴う環境の変化に苦心しながらなので若干小さくはありますが、
Nepenthes Gaya (ネペンテス・ガヤ) 徒長の予兆と上位袋への情意
タイトル韻を踏んでみました…。
毎年春頃からホームセンターや園芸店などにアソート形式で並ぶ人気の食虫植物の1つで、N. khasiana x (ventricosa x maxima)という交配種です。作出はハワイにあったLeilani Nepenthes、卸元はカクタス長田です。
販売時のラベルには「Gaya」とだけ表記されていますが、海外では他にも「St. Gaya」、「Gaya 'Buddha'」など幾つか呼称が存在しているようですね。
| Nepenthes Gaya |
いまも生き残るLeilani産交配種
本交配はTissue Culture(植物組織培養)入り
Nepenthes veitchii Bario x peltata 'konan'
前回に続き交配種をば。つい最近わが家にやってきたこの株は、中川泰秀氏が作出したものになります。
中川氏は今更言うまでもなく、N. 'Attractive Fuso'やN. 'Sachiko'、N. 'J & B'などの傑作交配種をいくつも生み出してきた、わが国におけるネペンテス界の巨匠の一人です。
| N. veitchii Bario x peltata 'konan' |
この株はリベラルファームさんから導入しました。
この発色や襟のストライプを見て分かる通り、
Nepenthes platychila x lowii CK
昨日の雨を境にして、気温がいっそう下がりいよいよ冬という空気を感じられる季節になりました。
わが家の植物の分布はほとんど中間地性的な種が多いので、そろそろ本格的な加温が必要な頃ですね。もっとも、私のような人間にとってはとっくに重ね着と加温が必要な時期で、それにも関わらず体調崩してたりするので、植物の環境適応能力には感服するのみです…。
わが家のネペンテスは原種(か同じ原種同士の交配)が多いのですが、今日は珍しく交配種です。ホムセンネペンを除けば初の登場?かな。
ドイツの大御所、Christian Klein氏のナーセリーから来た実生株になります。
| N. platychila x lowii seed grown (Christian Klein) |
実生なので
Nepenthes St. Pacificus この品種ひょっとして意外と…?
季節はすっかり秋めいて、一年の早さを痛感する今日この頃。これからはわが家のネペンテスにとって厳しい時期である冬が訪れます。
| N. St. Pacificus |
カクタス長田さんがホームセンターなどに卸している、入門用の品種。いわゆるホムセンネペン。
ハワイのキラウエア火山噴火の被害を













