Nepenthes platychila x lowii CK
昨日の雨を境にして、気温がいっそう下がりいよいよ冬という空気を感じられる季節になりました。
わが家の植物の分布はほとんど中間地性的な種が多いので、そろそろ本格的な加温が必要な頃ですね。もっとも、私のような人間にとってはとっくに重ね着と加温が必要な時期で、それにも関わらず体調崩してたりするので、植物の環境適応能力には感服するのみです…。
わが家のネペンテスは原種(か同じ原種同士の交配)が多いのですが、今日は珍しく交配種です。ホムセンネペンを除けば初の登場?かな。
ドイツの大御所、Christian Klein氏のナーセリーから来た実生株になります。
N. platychila x lowii seed grown (Christian Klein) |
実生なので
Nepenthes veitchii H/L Murud Y's Lab (Plant 2)
ボルネオ島固有種でありながら生息範囲が広く、分布ごとに形質や生育特性に幅広いバリエーションがあるN. veitchii(ネペンテス・ビーチ、ヴィーチアイ)。
そんなN. veitchiiの中でも、このムルド山由来のものは執筆時点で国内で最も入手しやすく、価格も安価なものの1つではないかと思われます。
Nepenthes veitchii H/L Murud Y's Lab (Plant 2) |
山田食虫植物農園が多数販売する系統で、由来はオーストラリアExotica Plantsが昔販売したN. veitchii (a)と(d)です。
N. veitchii (a)はストライプ無しのgolden peristome、(d)はロングネックのstriped peristomeです。
その辺りの経緯は過去の記事にも書いてあります。
bijou nepenthes: Nepenthes veitchii H/L Murud Y's Lab (Plant 2)
G.Murud産はKelabit高原の典型的フォーム?
ムルド山(Mount Murud, マレー語でGunung Murud)はサラワク州最高峰の山(2,424 m)でありながら、
Nepenthes palawanensis BE-4013 seed grown
最近はめっきり日の長さも短くなって、日ごとに冬の寒さは着々と忍び寄っていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか(誰)
他の人の栽培を見たことがないのでなんとも言えないですが、割と自分はスパルタ派だと思っていて、植物はなんとまだ屋外にあります(最近の最低気温9℃ほど…)。
しかし流石にそろそろ厳しい時期だよね、手を打たないとまずいよねということで冬越しの体制にいよいよ移行するわけです。以前の記事にちらっと書いたように
スリランカのBorneo Exoticsがリリースしている昔からある方のバリオ産N. veitchii、BE-3734。
わが家にはBE-3734が2株おりますが、無ストライプ、単色個体のこの子。
N. veitchii 'Bario Highland' BE-3734 (Plant 1: maybe yellow peristome) |
参考までに前回の記事と、もう1個体の記事。
Plant 1(前回の記事)
bijou nepenthes: Nepenthes veitchii BE-3734 'Bario Highland'
Plant 2(別のストライプ襟個体)
bijou nepenthes: Nepenthes veitchii BE-3734 'Bario Highland' (Plant 2)
植え替えを敢行
前回と比較すれば分かりますが、植え替えをしています。
この株、購入したまましばらくはスリット鉢で育てていまして、細粒鹿沼に単用で植えてあると思っていたのですが、