Nepenthes veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2 これはきっと良い交配

By b.myhoney - 4月 08, 2022

忙しくて最近なかなかブログを更新する時間を取れずにいます。植物は動き出しているというのに…。

12月は僧侶が走り回るほど忙しいということから来る「師走」ですが、1月~4月までの時期にまで拡張してもいい気がします。それぐらい、この時期は毎年忙しい。

Nepenthes veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2

今冬ははじめて加温用のヒーターを導入し、ビニール温室という拙い設備で(湿度は低いながらも)きちんと温度は保ってあげたため、越冬1年目の昨年よりもはるかに春先の植物たちの調子が良いです。昨年の越冬メンバーはごめんね。よく頑張った。

このBE (Borneo Exotics)のクローンはN. veitchiiらしく強健で、導入以降特に問題を起こすことなく(夏場に少し暑がりましたが)、ここまで順調に育ってきています。

この株の過去の記事はこちらから。
bijou nepenthes: BE-4033
 

N. veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2
the latest pitcher

最新のピッチャーはいくぶん細長く完成しましたが、ストライプのコントラスト高めでいい感じです。

ピッチャー形状も株が充実すれば遅かれ早かれ丸くなるので、現時点では懸念事項には当たりません。将来が楽しみです。


株の全体像。

通年で安定した環境で育てている訳ではないので、順調にリーフジャンプとはいかず株の直径は遅々とした生長ではありますが、ピッチャーの表情だけは順調にステップアップしている感があります。


出来立ての蕾の頃。

翼の部分(口の下に2本走る、トゲトゲしている場所)がやや虫のサナギ感というかヤスデ感があってなんともです…。


開いたばかりの頃。フレッシュで淡い色合いをしています。

この写真から分かるように、蓋が開いてからも徐々に表情が変わっていくので、毎日のように見てしまうんですよね笑

N. veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2
closeup of the peristome

襟のアップ。

まるで下地にシルバーのサーフェイサーを吹いて、その上から着色したような発色をしています。植物がどうやってこんな色を纏っているのか不思議ですよね。

BE-4033は、もちろん個体差こそありますが、BE-3734よりも高い確率でストライプ入るような印象ありますし、発色も良くて襟も主張する株が多い印象あるので、BEのN. veitchii Barioの中では結構おすすめの良い交配だと思います。BE-3734も好きですけどね。

【追記その1】

ピッチャーは最終的にまあまあ発色が良いものになりました。N. veitchiiはエージングによって見た目が変化します。


【追記その2】

次の記事を書きました!

bijou nepenthes: Nepenthes veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2

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