Nepenthes veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2

By b.myhoney - 7月 19, 2021

一昨日、東海地方の梅雨明けが宣言され、カラッと焼けるような暑さの日々が始まっています。

気象庁|令和3年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)

こんな季節はケラビット高原のバリオのような冷涼な地域で過ごしたいという思いに駆られます(ちなみに一度も行ったことない)。

そのバリオ産のN. veitchiiは丸っこい形状とカラフルな色合いで名高いフォームです。BE-4033はスリランカのナーセリーBorneo Exoticsの比較的新しめのリリースとなります。

この商品群は多数のクローンからのランダムアソートであり、ボディ色やストライプの有無などバラエティに富む模様。

元となる種子の両親はBEが保有するコレクション株で、「BEのBario産と言えばこれ」というBE-3734とは両親とも異なる交配です。直近の実生株リリースであるBE-4021とも父親が異なります。

N. veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2 (Borneo Exotics)

これは最新の袋が開きたてだった頃。ピンク色のボディに、黄色とピンク色のストライプが入っています。

BE-4033の母親は黄色っぽい単色襟で、父親はピンク色のボディに赤みの強いストライプ襟の個体。なので、この個体は今のところ父親似かなといったところ。

導入直後にできた小さな袋

この株を導入して間もない時期にできた、ちょこんと鎮座した小さな袋の時点でピンク色のボディにストライプが発現していました。

N. veitchiiはある程度株が成熟してからストライプが発現することもしばしばある中で、この段階での華やかさは中々有望な個体なのではと思っています(親バカ)。


最初の写真の袋は、その後ストライプ襟のコントラストが強くなりました。梅雨で日照が不足していなければ、ボディの色はもっと鮮やかなピンク色になっていたかもしれません。

あと、Bario産は温度条件などに寛容さがあるような印象で、過酷な屋外栽培でも育てやすい利点があるので気に入っています。このまま順調に大きくなって、スクアットな袋に綺麗なストライプの株に成熟してほしいと思います。

[追記]その後の記録はこちら。

bijou nepenthes: Nepenthes veitchii BE-4033 'Bario Highland' grex-2 小さな進捗

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