在来系のN. ventricosaが新しい袋を完成させました。

N. ventricosa 在来系 No. 1

"在来系"と呼ばれるフォーム

在来系は我が国に旧くから流通しているN. ventricosaのフォームで、陶器のような白く透き通ったボディに薄い紅色のリップが美しい袋をつける系統。

これがどこの自生地に由来し、いつ頃どこから持ち込まれたのか正確なところは分かっていません(ので在来系としか呼びようがないというのが実情だと思います)。似たようなクリーム系の見た目を持ついくつかの系統があるようで、それぞれの由来を追うことは現在では非常に困難だと思われます。

蓋が開くと襟が徐々に降りてくるんですが、その過程の時々で見せる表情も繊細で美しいと思います。袋は硬くてすべすべしています。

垂直分布が広めなベントリコーサだけど、この系統は高地性に属するようで夏に暑がる傾向があると聞きます。うちの環境は屋外放置なので果たして元気に夏越しできるかどうか。